「So Logic」:多機能性とエレガンスを兼ね備えたテーブル

SOアーキテクトデザインチームが生み出した持続可能なデザイン

SOアーキテクトデザインチームが創り出した「So Logic」は、環境に配慮した素材を用い、シンプルながらも機能性とエレガンスを兼ね備えた多機能テーブルです。

「So Logic」の開発は、デザイナーたちが自身のビジネスを始めた際、顧客とのミーティングや作業に適したサイズのテーブルを探していたことから始まりました。彼らは木製のテーブルを求めていましたが、自分たちのニーズに合うものが見つからなかったため、自分たちでテーブルをデザインすることに決めました。

このテーブルの最も注目すべき特性は、標準サイズの合板1枚でテーブルを完成させることができる点です。シンプルなカットで木材の無駄を出さず、組み立ては直感的に行えます。ネジや釘、接着剤を必要とせず、製作時間はわずか15分です。

デザインの実現には、Autocadプログラムを用いて図面を作成し、その情報を全ての木材のカットに使用するCNCレーザーカットに伝えました。15分でテーブルが完成しました。製作は迅速かつシンプルなプロセスを経て行われました。

このテーブルは、高さ700mm、円形の天板は直径1200mm、全体の幅は1250mm、部品の厚さは18mmというスペックを持っています。また、「多機能テーブル」「イベント用テーブル」「多用途テーブル」「木製テーブル」「簡単組み立てテーブル」などのキーワードで説明されています。

デザインの開発には、ブルーノ・フルタド、ゴンサロ・ブレティエール・ロペス、マルガリダ・ロペスの3人が参加しました。彼らは地元の職人と協力して最初のスケッチを改良し、最終的な作品を完成させました。

このプロジェクトは2020年11月に始まり、プロトタイプは12月に作成され、以来、アゾレス諸島のオフィスで設置とテストが行われています。デザインの研究では、持続可能で有機的な素材で、手頃な価格の現代的な作品を作る方法を探しました。

このデザインの挑戦は、会議や作業、ディナーや装飾のためのテーブルを、有機的で持続可能な素材で、最低限の製造費で、多機能で、どの環境にも適応する形で製造することでした。そして、このデザインは2021年にA' Furniture Design Awardの鉄賞を受賞しました。

このテーブルは、天板をテーブルの足に置くだけで組み立てられ、ネジや接着剤、釘を必要としないという点がユニークです。また、1枚の合板から作られ、木材の無駄がなく、製作時間も15分という短時間で、有機的な素材を使用しているため、自然と持続可能な選択肢となっています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: SÓ Arquitetos Design Team
画像クレジット: Image #4: Photographer Francisco Garcia, So logic table, 2021 Images #1, #2, #3, #5: Architects Bruno Furtado and Gonçalo Lopes, 2021
プロジェクトチームのメンバー: Bruno Furtado Gonçalo Blétière Lopes Margarida Lopes
プロジェクト名: So Logic
プロジェクトのクライアント: SÓ Arquitetos Design Team


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